保育園の担う役割(教育)

保育園の担う役割(教育)

今日は、保育の中の教育という一面のお話です。

保育園は、親の代わりに育児する養護の一面がとてもイメージ的に強いと思いますが、

就学前の子ども達まで預かるので、もちろん教育も行っています。

保育園のバイブル『保育所保育指針』によると

「教育」とは、子どもが健やかに
成長し、その活動がより豊かに展開されるための発達の援助であり、「健康」、「人間関係」、「環境」、「言葉」及び「表現」の5領域から構成される。

となっています。そして

「領域」は、小学校の教科のように独立して扱われたり、特定の活動を示
すものではなく、保育を行う際に子どもの育ちをとらえる視点として示され
ています。子どもが経験を積み重ねていく姿を様々な側面からとらえ、総合
的に保育していくことが大切です。

とも書いてあるんですね。

要は、子どもの教育をする時は、5領域を意識して考えて欲しいけれど学校の授業のように『○○の時間』とするのではなく、総合的に多方面からこのご領域を入れて行ってね!もちろん各領域には、ねらいと内容が存在しますが、やり方についてはそれぞれの保育園が工夫して行ってねとなっています。

保育所保育指針の中には、保育園は養護の面が強いけれど小学校に行って幼稚園や子ども園と差が付きすぎていると困るから同じようなレベルになるようにしてね。でも・・・・

保育士等が一方的に働きかけるのではなく、子どもの自発的な活動としての遊びなどを通して様々な学びが積み重ねられることが大切です

養護的側面と教育的側面は切り離せるものではなく、養護が基礎となって教育が展開されます

となっています。

ここが、色んな園があたまを抱えるところなんですよ

幼稚園は、机を並べてプレ小学校のような形を取ることが多く

ワークや製作など、保護者にも保育者にもわかりやすい教育のかたちになっています。

しかし、保育園はあそびを通して~主体性を~となっているので

パズルを通して図形の基礎を学んでもらうとか、絵を描くのも『これを書きましょう』ではなく材料を用意して、『こんな風にかけると楽しいわよ』みたいに保育士が見本をみせるとか・・・

簡単に言えば、難しいんですアプローチが(;´▽`A“

新人や若い保育士に出来るレベルじゃないって思います

そこで、いくつかの方法に分かれることが多いです

①4歳児までは、養護面を重視し5歳児からは幼稚園と同じようなスタイルに移行

②0~2歳までは養護を中心に、3~5歳児は集団で話を聞く時間などを設けて就学の準備をするも、遊びを通して学ぶを重視

③0~5歳児は、習い事(遊びの一環)を通して学ぶを実践

もちろん、中間も少しずつ取り入れているところもあるといった感じです

どれも、よく考えているなと思いますが

私としては、

0歳児は、ひとりひとりの発達に合わせて丁寧に個との関りを強めた養護中心

1~2歳児までは、言語と体育(体づくり)の習い事を遊びの一環として取り入れ

3~4歳児では、一斉保育の要素を少しづつ増やし

5歳児では、幼稚園スタイルを多く取り入れる

という形でやってみたいものです。

これだと、さらに保育士さんの力量が必要になってくるので現実は難しいのですけどね

保育スタイルは、そうそう簡単にチェンジ出来ないんですよ

いうなれば、保育園から幼稚園に転職しているようなものですからね・・・・

実際、保育士って養護が好きで、教育はあまり好きではないという方が多いです

なので、3~6歳の担任を嬉しく思わない人が多いのも現実です。

0~6歳までって、やることに幅がありすぎて本当に難しいんですよね

因みに、今年(平成30年度)には『保育所保育指針』が改訂され施行されています。

そこには、3つの柱と10の姿が盛り込まれたのですが、小学校や幼稚園等の他教育機関との連携や共有認識が強く打ち出されています。

『幼児教育において育みたい資質・能力』の3つの柱

幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿

これについては、またゆっくりと考えたいと思いますが

教育の話にもどると極論

保育園の教育は、試行錯誤中であるといえますね

ただ、新『保育所保育指針』では以前より幼児期に育ってほしい姿が

具体的になっているようですので、これからの教育は変わっていくと思われます

そして、保育園で悶々としていた教育の姿、そしてそれに関わる保育士も

スッキリと自分の保育を見つけられるといいですね。

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