保育園の担う役割(養護)

保育園の担う役割(養護)

ここからは、保育園の保育のお話になります

保育園では、養護教育という目的があります。

その中の養護という内容に育児の代わりをすることが含まれていることはお話ししました。

簡単に言えば、未熟から成熟までの一人の人間になる為の期間があり

動物がそうであるように、親が自分の産んだ子どもを自立まで育てる事が必要だが

それが何らかの形で出来ない場合、親の代わりが必要です。

それが、保育園での養(やしない)護(まもる)にあたるんですね

保育園で、両親が働いていないと受け入れて貰えないというのはここから来ています。

保育園の乳児に対するイメージは、養護が中心なので親に代わって育児をするところと思われるかもしれません。

育児=保育だと思われていると

じゃぁ、保育士じゃなくても誰でも出来る仕事だよね!って一般の人は思うわけです。

だって、ご家庭でやっている事をやればお金が貰えるって事ですよね

小さい子どものお世話をして、楽しく子どもと遊んで楽だわ♪って思うわけです。

それが、保育園を知らない人が見たイメージですよね。

でも、違うんですよ・・・実際は

まぁ、若い短大出たばかりの方の保育士に対するイメージも上記のようなものです。しかし、現実は違います。

なので、懲りて辞めてしまい2度と戻ってこない・・・・この辺はまた別にお話しするとして

お話を元に戻すと

何が違うかといえば、職業としてお金を貰っているということです

まず、保育士って国家資格です

なので、国の定める決まりによって国が求める子供(どうやって決めているのかはまた今度)を育てなければいけません

保育園には『保育所保育指針』というバイブルがあります。

そこには、保育内容の養護として

①生命の保持

②情緒の安定

そして、それぞれにねらい内容がが挙げられています。

これを実現するために、自由保育・一斉保育・見守る保育・流れる保育etc

色々な手法を用いて国が求める子供を育てるためにどうすればいいのかを日々考えることになるわけです。

また、保育所保育指針には保育所の役割が様々書いてあります

その内容については、また書きますが、それが本当に多岐にわたるのです

保育(養護と教育)だけでも、あらゆる書類や知識が必要なのに

保護者支援や地域交流・小学校との連携も仕事の一環となっています。

これは、なかなか大変なんですよ

話は戻して

保育についての養護は、育児とどう違うかですが

私たち保育士が、国家資格をもった専門家であることは前述しました

それで、職業としてお金を貰って育児をするわけです

お金を貰うという事は、ただ子どもをみていればいいというわけではありません。

保育所保育指針の保育所の役割である

『子どもの最善の利益』を追求しなければいけないのです

(1)保育所保育の目的

(1)保育所は、児童福祉法(昭和22年法律第164号)第39条の規定
に基づき、保育に欠ける子どもの保育を行い、その健全な心身の発達を
図ることを目的とする児童福祉施設であり、入所する子どもの最善の利
益を考慮し、その福祉を積極的に増進することに最もふさわしい生活の
場でなければならない。

この役割のなかには、このあと

①子どもの最善の利益

②最もふさわしい生活の場

でありなさいと続いています

ほんとうにざっくりとしていますので、解説書をみながらどうするか

各保育園が考えるわけですね

国家資格ではない頃は、子ども達をお預かりした時と同じ状態で帰すのが目的となっていました。それには、安全でなければいけないので子ども達に「あれダメ、これダメ」という事が本当に多かった気がします。今でもこのような施設はあります。それを私たちは託児と言っています。

託児ではなく保育にするためには、子どもの成長過程(発達)を知り、その年齢や個々の発達に応じた対応(環境)を考え、更に成長するためにはどうしていくのが一番良いのかを考え、計画→記録→実践→振返りをしていくわけです。全員が同じように育たないので、それぞれに考えていかなければならず、経験がないと本当に大変な仕事となります。

乳児保育って、長年やっている方ほど感じると思いますが、その子の性格にダイレクトにつながるので大切だし怖いです。

脳科学で言えば、記憶とか意識って雪だるまのように周りに体験や経験、思考などが肉付けされていきますよね。乳児は、その核がまだみえている状態なのでそこに肉付けされる記憶等はまさに潜在意識に近いところにあり、性格形成と言っても過言じゃないんですよ

育った家庭がその子の『家庭』というもののデフォルトになるように

保育園は、『社会』というもののデフォルトになっていくのです。

これは、責任重大ですよね!!

最初に関わる親以外の親密な大人として、保育士は重大な責任を持つ仕事となっていくのです。

性格の形成が行われるからこそ、躾も大切になってきます。

・・・・・・・・・・・・・・これは、長くなるのでまたお話しするとして

子育ての最終目的地は、自立です!

それに向けて、その子の最善を考え丁寧に関りを持っていくのが保育園の養護といえるでしょう。

大変でもなんでも、お金を貰っているんだから、ベストを目指してやりなさい!って事ですね

仕事っていうのは、本当に楽はないです(笑)

で、保育には、教育という面があります

これを次にお話ししますね